Depeche Mode

2007年10月18日

『Hourglass』解禁

Hourglass

Depeche Modeのヴォーカリスト、Dave Gahanの2ndソロアルバム『Hourglass』が、リリースに先駆けMySpaceにて全曲フル試聴可能となりました。

   * * *

聴きながら第一印象を書き留めておく。

1.Saw Something
イントロの音を聴いた瞬間、Touring The Angelで聴いた「Intro」がフラッシュバックした。
あの荘厳な雰囲気を醸しつつ、心地よい緊張感をもって曲は始まる。
徐々に深みから覚醒するかのようなDaveの歌声。
それを優しく底辺で受け止めるストリングスの音色、より高みへと誘うギターの響き。
アルバムの幕開けに相応しい(ToT)

2.Kingdom
そしてDaveの自信を感じ取る事ができる1stシングル曲へ。
幸福な高揚感。
ミニマル色の強いバックの音は静かに力強さを増していき、次第に開放されるDaveの声に導かれやがて臨界点へと達する。

3.Deeper And Deeper
歌い方がちょっとダグラス・マッカーシー入ってる?(笑)
曲調もボディっぽいし。
声を自在に操り、巧みにキャラクターを使い分けるDaveの茶目っ気が感じられる曲。
彼の声の魅力と表現力の広さを堪能できる。

4.21 Days
ノイジーな響きがイントロから曲全体を支配しているが、輪郭のくっきりとした
Daveの歌声と上手く調和している。
エンディングでは背後の不協和音と、Daveの澄んだコーラスとの絡みが悩ましい。

5.Miracles
夜と朝の狭間、或いは白夜を思わせるアンビエントなバックの音に、Daveの語りにも似た穏やかなヴォーカルが乗る。
聴きながら何処までも漂って行きたくなる。。

6.Use You
ブルージーな曲調に、イントロからDaveの得意分野だなー、と思えた。
こーいう曲だと何処か余裕が感じられるのは気のせいか?
ちょっと斜に構えた歌い方がよく合っている。

7.Insoluble
終始静かな緊張感を保って曲は進んでいく。
始めバックの音はかなり音数を抑え気味。
同じフレーズを繰り返すDaveのヴォーカルに、曲も徐々に高まってゆく。
グラスに張った水が、表面張力で零れないギリギリの瞬間を感じさせる。

8.Endless
浮遊感のあるバックの音の中で、一音ずつ端整に軌跡を刻むピアノの音が印象的。
キックを思い切り効かせたRemixとか作ったらいいと思う。

9.A Little Lie
ドラマティックなイントロが突然断ち切られ、Daveの歌が始まったかと思うと、サビでまた大きな波が押し寄せる。
動から静への振れ方が見事な、壮大なイメージの曲。
あ、でもタイトルは'Little'なのね…

10.Down
そこはかとない悲しさと明るさを同時に感じられる曲。
「これで終わりだけれど、まだ続いていく」という、希望が最後に残される。

   * * *

“新作はエレクトロ色が強い”という前評判どおりだったが、個人的には、『Playing The Angel』を通過したからこそ作られた音だ、と思えたのが嬉しかった。
「Kingdom」にも「Saw Something」にも、確かに『PTA』の残り香を感じながら、ちゃんとDave固有の音として受け止める事ができる。
今聴く事ができる最上のアルバムだ。

'Kingdom'などと歌われるまでもなく、何時でも彼には王でいて欲しいのだ。
何か見えざる大きな力が、今のDaveを後押ししている。
それが分かるのがとても嬉しい。

リリースは来る10/22。
CDで聴いたらどんなにか素晴らしいに違いない。

   * * *

オマケ、「Kingdom」PV。
Daveの口が大変な事に!(笑)
posted by helix at 01:21| Comment(4) | TrackBack(0) | DM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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